マテリアリティ(優先課題)策定支援

広済堂ホールディングス SDGs宣言

(株)ソフィアサーキュラーデザインは広済堂ホールディングス様のSDGs導入のご支援をいたしました。

2021年10月1日よりホールディングス体制に移行した広済堂グループは「人生100年をもっと豊かに」をミッションに掲げました。そしてこのミッションと「広く社会に貢献する」という社名に込められた想いを具現化するために、サステナビリティ経営に向けたコミットメントとマテリアリティの宣言も同時に発表しました。

バリューチェーン策定からのスタート

弊社では、広済堂グループ・プロジェクチームのSDGs重点テーマ策定に約3ヶ月の期間をかけました。それは、グループ三事業のバリューチェーンの策定からはじまり、各工程の社会課題のリスクと機会の洗い出しをワークショップを通じて行いました。これらは単なるSDGsを現状の施策に当てはめるのではなく、広済堂グループが持つ事業の強みを盛り込み、サステナビリティ・スローガンとして内外のステークホルダーに向けたメッセージの策定でもあります。

事業と一体になったプロジェクト推進

バリューチェーンから整理された社会課題に対して、広済堂グループの強みが生かせる施策を一件づつ丁寧に策定しました。このワークには各事業の責任者にも参加していただくことで、事業目線での経済価値も盛り込んでいきます。私たちが大切にしていることは、事業や様々な部門を巻き込んでプロジェクトを進めることです。多くの企業が事業を巻き込むことの難しさを訴えますが、広済堂グループの事業責任者は、日頃のビジネスの中で社会価値の重要性や新しいビジネスへの可能性を感じているようでした。皆さん熱心に、そして、積極的に取り組み施策を考案する姿が印象的でした。

マテリアリティのサステナビリティ・スローガンは経済・社会・環境と企業文化

広済堂グループでは、上場企業として投資家や金融機関に対しても自社のマテリアリティを訴求していく必要があります。これらのステークホルダーを考慮して、マテリアリティは「経済」「社会」「環境」そして「企業文化」に分類しています。多くの企業が「企業文化」をガバナンスに設定しますが、ガバナンスが持つ管理的ニュアンスではなく、誰もが働きがいを感じることができる「企業文化」を大切にするをテーマにしたところが特徴的です。自社のコアコンピタンスから丁寧にマテリアリティ策定に取り組んだ結果が、テーマ設定でも本質的な目的を紡ぎだしたのかもしれません。

創業の想いを込めたSDGs経営コミットメント

ホールディングス体制に移行するにあたり、広済堂グループではCI(コーポレートアイデンティティ)のリデザインを並行して実施していました。自分たちのグループとしての存在価値を未来に向けてどのように高めていくべきか。そこには社会価値と経済価値の共創を目指した企業のあり方を再確認することでもありました。自分たちの創業の想いである「広く社会に貢献する」を大切にしながら、未来に向けてお客さまや地域、そして社会に対して未来を+(プラス)にする会社をめざすことが、経営のSDGsコミットメントにも語られています。そして、新しいCIとマテリアリティとともに2021年10月1日に発表されました。

コミットメントを実現する推進体制の構築と事業開発

そして、私たちのご支援は次のフェーズに移っています。それは、グループ一体となったサステナビリティ経営を目指す体制をホールディングス内に構築する支援。さらに、マテリアリティを具体的に新しい事業として開発し、中長期計画に盛り込んでいくことです。もちろん、社内浸透、ブランディング活動、TCFD対応などサステナビリティ経営の実現に向けた幅広いミッションのお手伝いをさせていただいております。
※広済堂グループサステナビリティ推進体制とマテリアリティ実現のための施策は、2022年1月5日に広済堂ホールディングス・ホームページにて公表されました。



広済堂グループ SDGs宣言
https://www.kosaido.co.jp/sdgs/

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