「いざというときに人の役に立ちたい」理念のもとで、人間社会・企業活動・地球環境が持続可能となる社会の実現を目指すウェザーニューズ
24時間365日、気象情報をもとにさまざまなサービスを提供する株式会社ウェザーニューズ。同社が提供するお天気アプリ「ウェザーニュース」を利用されている方も多いかと思います。ウェザーニューズの設立は、1970年1月に発生した爆弾低気圧によって貨物船が沈没し尊い命が失われたことがきっかけでした。創業者の石橋さまは「本当に役立つ気象情報があれば、この事故は防げたかもしれない」という思いからウェザーニューズを設立しました。創業以来「いざというときに人の役に立ちたい」という思いで、さまざな企業、団体、個人に気象を軸とした価値を創造しています。
(株)ソフィアサーキュラーデザインは、ウェザーニューズのサステナビリティへの取り組みの重点テーマであるマテリアリティの整理・特定とサステナビリティサイト構築をご支援いたしました。
伴走支援によるご支援
気象情報は災害を未然に防ぎ、人命や財産を守ることにもつながります。ウェザーニューズは、多くの航空・船舶などに気象情報をもとに安全な空路・航路ルートを提供することはもちろんのこと、より省資源・省エネルギーでの運航も支援しています。これにより、CO2の排出量、化石燃料使用の削減にも大きく貢献していることになります。
このような中で、持続可能な社会の実現に向けたマテリアリティ策定に、単なるコンサルティングではなく、伴走して支援してくれるパートナーをお探しでした。弊社では、単なるSDGsへの貢献だけではなく、SDGsを用いて同社の成長にどのように結びつけていくかという視点で、SDGsコミュニケーションのアライアンスパートナーであるトライバルメディアハウスと連携して伴走支援を行う機会をいただきました。
私たちは、同社のご担当者とプロジェクトチームを発足し、ゴールを明確にし、プロジェクトを止めない支援体制をご提供しました。プロジェクトのゴールは、サステナビリティに対するコミットメントとマテリアリティの整理・特定とそして、サステナビリティサイトの構築です。
マテリアリティ整理・特定
同社の事業の具体的な内容のインタビューなどから、SDGsに貢献するゴールを選定し、大きく4つのテーマを設定しました。そのテーマは同社がこれまでに取り組んできた活動内容を踏まえつつ、社会課題の本質を探求し、同社のコアコンピタンスとの関連性を加味して特定しています。また、将来に向けたビジョンを表現するため、マテリアリティとは別に、「未来のビジョン」を設けて社会課題に対する同社の長期視点も表現しました。
- テーマ: 気候変動の緩和「気象・気候を味方につける」
- テーマ: 強靭な街づくり「気象・気候に適応できる暮らし」
- テーマ: 技術革新&パートナーシップ「誰もが気象情報にアクセスできる社会へ」
- テーマ: ダイバーシティ&インクルージョン「気象・気候への想いを持つ人財が輝ける会社であるために」
サステナビリティに対するコミットメントの公表
サステナビリティに対するコミットメントの公表は、企業として持続可能な社会への貢献宣言です。単なる時流に乗ったものではなく、自社の存在意義と社会との関係性を明確にすることです。なぜウェザーニューズがSDGsに共感しているのかを経営トップとして内外に説明することで、自社だけでは達成困難なテーマでも広くパートナーを募り、実現の可能性を高めることができます。
多くの企業が社会の豊かさを表明する企業理念を持っています。サステナビリティに対するコミットメントは、自社の持つ企業理念をもう一度見直すためにも大切なプロセスです。ウェザーニューズは「いざというときに人の役に立ちたい」という理念をサステナビリティの文脈から語っています。
ご支援の概要
- プロジェクトマネジメント
- サステナビリティに対するコミットメントを企業理念の文脈で公表
- 既存の取り組みを中心としたマテリアリティの特定
- ウェブサイトのサステナビリティページ、リリースの支援
- サイト構築は弊社アライアンスパートナーであるトライバルメディアハウスが担当
ウェザーニューズ「サステナビリティ」ウェブサイトURL
https://jp.weathernews.com/sustainability/